なぜ宇宙は存在するのか はじめての現代宇宙論 (ブルーバックス)

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価格:1100円(ポイント 33pt)

実質価格:1067円

評価:★★★★☆ (4.3 / 5)

📢 Amazonでの購入者の声を紹介します


【1】

YouTubeを見て宇宙や物理の事を、私みたいな素人にも理解しやすい説明をして楽しかったのでこの本を書いました。動画を見た事もあり、最初から最後まで楽しく読む事ができました。正直、私には全てを理解する事は不可能ですが、それでも宇宙に対する理解が深まり、好奇心が益々湧き立てられる本でした!


【2】

宇宙が好きなら


【3】

雑誌などの宇宙論の記事では唐突にマルチバースやインフレーションが出てきて何故、その考えに至ったかがわかりませんが、この本にはそれがあります。


【4】

理系の分野に苦手意識が強かったのですが、難しい数式などは抜きにして、とてもわかりやすく宇宙…この世界の解説がされていて、最初から最後まで楽しく拝読させていただきました。自分たちのいるこの世界のことを今さら少し理解できた気がして感動しました。


【5】

内容がとても難しく書かれており理解するのに時間かかります。多分基礎知識もなければ全部読んでも半分以下しか理解できないかもしれません。まだ全部読み終わっていないのですが、いつか時間のある時にゆっくり読み直してみたいと思います


【6】

一見ぶっ飛んだ理論ではあるがある程度の辻褄が合うのが面白い人類には早すぎる理論ではあるが提唱した勇気は素晴らしい


【7】

商品がキレイでした。


【8】

小難しなく読めて 読んだあと 宇宙の事をミクロからマクロの世界まで思い描くと 自我や意識の思考実験をさらに楽しめました 今の時代に読むべき一冊だと思います。


【9】

ビックバンの前にインフレーションがあったとはびっくりでした。泡宇宙がいっぱいあるのは面白い。


【10】

著者は生まれも育ちも日本人で、現在カリフォルニア大学バークレー校教授である。日本ではまるで話題にもならないが、ビックバン以後の宇宙論だけではなく、最後の方で泡宇宙という、複数の宇宙が存在するという「マルチバース宇宙論」を紹介する内容。「マルチバース宇宙論入門」という著書も「日本語」でも出されているが、アメリカ在住なので日本語の著書は少ない。私たちの銀河系(天の川銀河)は約40億年後にはアンドロメダ銀河と衝突、合体して一つの大きな銀河になることが分かっているそうだ。宇宙は膨張していることは判明しており、数百億年後(!)には遠ざかる速さが光速を超えることになり、遠ざかっている銀河は永遠に視界から消えてしまうそうだ。数百億年以降に発生した文明があったとして、宇宙を計測したら自分たちが住んでいる銀河以外には何もないという宇宙になるそうだ。そしてはるか後、10の42乗億年後(!)、この巨大な銀河も重力により太陽質量の10の15乗倍程度の巨大なブラックホールへ崩壊していしまい(半径300光年という超巨大なもの)、そして宇宙に飲み込めるものが何もなくなると、ホーキング放射を通してゆっくりと「蒸発」していく(ホーキング崩壊は熱的放射を続けて蒸発する現象。故スティーブ・ホーキングが発見した効果)ことで無くなっていくと分かっている。そしてそのブラックホールの蒸発には、およそ10の100乗億年(!)程度もかかる。私たちの宇宙が唯一無二というものではなく、別の宇宙へと崩壊、つまり別の泡宇宙に飲み込まれるという。ここまで来ると現代の理論でも計算(シミュレーション)も出来ないらしいが、そもそも「絶対神」とか「神」の存在すらどうでも良くなってくるスケールの内容で、「諸行無常」という言葉しか思い浮かばない。私も途中で理論についていけなくなり、最後のマルチバース理論のペンローズ図だけはなぜか理解出来たという不思議な感覚があった。ペンローズ図をネット検索をすると却って理解不能になるが、この点だけはこの本の説明はひどく分かりやすかった。我々の地球から見る空に光る星々は「過去」のものである。従って、ビックバンによる宇宙背景放射によって、最も古い時代が計算されて現在約138億年前に誕生したことが判明したわけである(この辺の理論的説明は非常に難しいので割愛)。「人間原理」という考え方があるが、唯一この宇宙だけしかないという考え方をしてしまうと、とてもご都合主義的になってしまう。しかし、マルチバース宇宙の考え方であると、ほぼ無限に存在するとされる泡宇宙の中の偶然に生命が生まれた宇宙であるに過ぎないという逆の考え方も出来る様になる。この宇宙が唯一であるという考えは、現代の宗教にいう「唯一神」の信仰に繋がるだけではと思っていたので、神がいようがいまいが、このスケールで「神」を想定することは、私的には馬鹿馬鹿しいとすら感じている。エミール・シオランは「私の存在は偶然に過ぎない。なぜそんなに全てを深刻にとらえるのか?」と考えたことで、色々な呪縛から脱出出来たのだ。どんなものも、変化し、生まれては消えていくのである。そう考えていくことで、どんなに深刻に考えたところで「こんなちっぽけな人間がどうなるものでもない」という気持ちになり、心がとても軽くなるのだ。今まで深刻に悩んでいた人程そう感じるに違いない。スケールが大きすぎて、全てがどうでも良くなり癒されます。本当です。


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※この記事は 2025年6月26日 時点の情報です

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