価格:1760円(ポイント 53pt)
実質価格:1707円
評価:★★★★☆ (4.4 / 5)
📢 Amazonでの購入者の声を紹介します
【1】
書かれている内容は著者が実体験したこととそれをロジカルに評価しまとめたことが中心になっている。マネジメントは運用9割、理論1割のレビュワーの経験則で言うと、様々なリスクを負いつつ仕事で組織状況を変えようとした経験がある人でないと、書かれている内容を理解できても自分を評価し運用することは難しいと感じた。そういった意味で評価が分かれる本であると思う。レビュワーは仕事を実行したのちのトラブルシューティングとして本書を用いた。実際に会社方針が変わったレベルで効果が確認できたし、自身が満足いかなかった部分も本書を用いて修正する事ができた。本書に出会えたことを心から感謝しています。
【2】
マーケティングのことだけでなく、ビジネスマンが生き抜く上での指針となる
【3】
最強
【4】
森岡さんの書籍、3冊目です。いつも熱い語り口で目から鱗ですが、この本も熱い思いが満載です。具体的な組織理論を期待すると肩透かしに合うかもしれません。しかし、そもそも組織も人の集合体。その構成人としていかに自信をマーケティングして組織を動かしていくかと言う点でとても腹落ちのする内容でした。わたしも会社人生の最終盤ですが、もう一仕事やってみたくなりました。最後に、森岡さんの言葉を紹介しておきます。「一度しかない人生です。何をしていても、何もしなくても、我々はどうせ死にます。その到達点は変わらない。それならば終焉までの道のりを、せめて思い切り自由に歩いてみたいと思いませんか?」
【5】
本書は2つの主題で構成されています。①組織づくりの本質②マーケティングの本質(提案を通すスキル)著者は理想の会社組織を「人体」で表現しています。五感から得た情報は、すぐさま脳で判断され、身体に指令を出し、瞬時に反応できる。まさに理想形の組織である。ダメな組織は、組織コミュニケーションがボトルネックになっており、その情報伝達手段が阻害されている。仕組みがダメなので優秀な人材に入れ替えても意味がない。阻害原因を特定し、社内コミュニケーションを活発化させることが重要です。上下関係、年齢差、役割差、性別差による行動の縛りがコミュニケーションを阻害していることが多い。対等であるべきだが、本当のこと言いづらい、自由闊達に議論できる関係を築けていない。本当は会社の外に対してエネルギーを使うべきなのに、なぜか組織内部で争う、または争わないために調整や交渉してエネルギーを使ってしまう。人は皆、楽したい、思い通りにしたい、現状維持したいといった、居心地の良い状態を求める自己保存の本能がある。しかし会社が目指す方向は自己保存の反対側にある。組織マネジメントはここを放置しないこと。会社と社員の方向性を合わせるには、自己保存の法則を利用したマネジメントをする。会社の方向に合わせれば利益を得られるようにすること。腕は確かで誠実なのに商売の要領が悪い。戦略思考の弱さ、マーケティングの取組みの遅れなど、大半の日本企業が当てはまることかもしれません。「作りたいモノを作る」のではなく、「売れるモノを作る」。売り手の都合で買わせようと考えても、結局は顧客の求める価値と合致しなければ買ってもらえない。消費者が何を求めているか。相手の視点で考え、相手へメリットを提供すること。それを追求するのがマーケティングだと感じました。マーケティングの真髄は「顧客視点(消費者視点)で考えること」なのが良くわかりました。「消費者はわかってくれない!」と買い手を非難する。「上司はわかってくれない!」と嘆いてしまう。これは相手のメリットではなく、自分の都合が中心になった発想が原因になっているのではないか。私は管理職として経験が浅いです。本書を読んで、相手のメリットを考えるマーケティング思考と、人間の本能である自己保存の法則を理解していないと、良い組織は作れないなと感じました。
【6】
この本の軸となる概念は「自己保存の本能」が人の意思決定を左右しているという事です。人の集団たる組織も同じ。悩みを抱えた時、迷った時には自己保存の法則が働いていることが多いと自分の経験を振り返っても思います。組織構造に問題を抱えているケースは非常に多く、原因も様々と思いますが根源的な部分を説明している本書の汎用性は非常に高いのではないかと思います。ただ、組織構造に直接手を下せる立場の人向けの本ではなく、逆にその立場にいない人がいかに組織の中で提案を通すか、組織を変えていくかが書かれている点が興味深いと思いました。森岡さんの本は本当にハズレがないと思っていますが、今回も素晴らしい作品でした。
【7】
実践するのは、難しいが考え方として非常にためになりました!
【8】
森岡氏の著作は基本 全部好きですが、ビジネス本としては この作品が最高傑作だと個人的に思っています。本質的かつ実践的な内容ですので、興味のある方は是非読んでみてください。
【9】
著者はマーケティングの専門家で、USJは取り扱い商品が独特なのでマーケティングの面白い話が載っているのかなと思って買いました。ほとんど組織改造の話でマーケティングの話はほとんどないですし表題のマーケティングはなぜ組織革命であるかの説明もないと思います。組織論は専門ではないからでしょうが一般的な簡単な話からすぐに持論に飛んでしまいます、猪突猛進型で回りの見えない人の説明みたいです。例として本書の中で、モールの開店は9時半からなのにそのチェーン店は一律10時始まりになっている、それを女性店員の一人が提案したが店長は何もしなかった、結局本社の目安箱に投稿して採用されたという話が載っています。著者は顧客志向で何の疑いもなくやるべきだと思っているようです。もちろん話の通り店長が何もしなかったのであればかなりひどいです、しかし管理職をやれば、女性店員一人の提案です他の女性店員がどう思っているかも大事なのです、たぶん残業扱いで強制になります、何の躊躇もなく行えることではない。一応他の店員に聞いてみていやだという人には、他の店舗と交代がきくか人事と相談するなどいろいろ根回しをするのです、その分管理職の給料は高いのだと思います。確かに組織革命はこういう猪突猛進的な人にしかできないという考え方も一理あります、しかし残念ですが、私にはあまり同意できず参考にならない意見が多かったです。
【10】
マーケター以外も読むべき一冊です。社内マーケティングを成功させるノウハウについての内容が一番印象深いです。人間の本質を捉えた視点で非常に参考になりました。具体的な内容は是非購入して読んでいただければと思います。
※この記事は 2025年6月26日 時点の情報です