自省録 (岩波文庫 青 610-1)

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価格:1078円(ポイント 33pt)

実質価格:1045円

ブランド:岩波書店

評価:★★★★☆ (4.2 / 5)

📢 Amazonでの購入者の声を紹介します


【1】

ストア哲学を学ぶ上で大変参考になります。時代の変遷の中でも埋もれずに現代まで読みつがれる古典です。焦らずにじっくり読み進めましょう。私は40後半で巡り会えたのですが、若い時に出会っていれば人生もかわっていたのではないかと思わせる深みが、知恵がつまっています。オーディブル版もありますので、そちらも合わせて視聴してみてはいかがでしょう。


【2】

やはり頭のいい人ではないと、ピンとこないとは思いました。しかし、思っていたより分かりやすく読みやすい本でした。学生時代から読みたい本でした。百聞は一見にしかず、著者のことが身近に感じられました。


【3】

面白い本


【4】

本書は、ローマ五賢帝の一人であるマルクス・アウレーリウスが、自らの理性を鍛え、欲望や外的な影響に惑わされないように自省した記録です。彼は余計な干渉を控え、中傷に耳を貸さず、軽薄なおしゃべりに流されることなく、理性に従って生きることを説きます。しかし、著者はローマ皇帝であり、絶対的な権力を持つ立場でした。そのような人物の思想を、凡人である私がそのまま盲信するのは慎重になるべきかもしれません。とはいえ、現代においても、感情に流されず理性によって自らを律する姿勢は学ぶべきものです。ストア派の教えでは、宇宙の叡智とは個々の存在が調和し、より高次の秩序を生み出すものであると考えます。私たちは宇宙の意志にただ従うのではなく、自らの理性を用いて調和を目指すべきなのです。「現在やっていることをよくやること、で足りる」という言葉が、本書の本質を示しています。皇帝でさえ死後の名声に執着しないのなら、ましてや凡人の私が称賛に惑わされるのは愚かではないか——その思いを強くしました。本書は、日々の迷いや執着を手放し、理性を持って生きるための指針を与えてくれます。静かに語られる独白の中に、現代に生きる私たちにも通じる真理があると感じました。


【5】

本書には次のような言葉が書かれています。神々とともに生きること。神々とともに生きる者とは神々にたいしてつねに自己の分に満足している魂を示し、ダイモーンの意のままになんでもおこなう者である。ダイモーンとはゼウス自身の一部分であって、ゼウスが各人に主人として指導者として与えたものである。これは各人の叡智と理性にほかならない。この言葉を読んだとき、D・カーネギーの「道は開ける」という本に紹介された、自動車王フォードとのエピソードを思い出しました。以下、引用します。わたしがヘンリー・フォードにインタビューしたのは、彼が他界する数年前のことだ。会見前の私は、彼の顔には長年にわたって世界最大の事業の一つを創立し、経営してきた心労が刻み込まれているに違いないと予想していた。ところが、七十八歳の彼がいかにも落ち着いており、まったく健康で温和なことを知ってすっかり驚いた。悩んだことはありませんか?と私が聞くと、彼は次のように答えた。「ありませんな。何事も神が支配しておられるし、神は私の意見を必要とされない。神が責任を持ってくださる限り、万事が結局は理想的に処理されると信じます。何を悩むことがありましょう」このフォードの言葉の中に、「神々とともに生きること」のエッセンスが込められていると思ったのです。ただし、その実践のためには、フォードのように、すべてを神(ダイモーン)に明け渡す覚悟が要求されることになるわけですが、これがまた、なかなか難しいことなのです。この「明け渡し」に関して、肺がんステージ4から奇跡の生還を果たした刀根健氏の「僕は、死なない。」という本、急性心不全から奇跡の回復を遂げた有野真麻氏の「天岩戸『さとりゲート』をひらけ!」という本、人生のドン底から奇跡のカムバックを果たした山納銀之輔氏の「天を味方につける生き方」という本から、数多くの貴重な学びを得ることができました。この3冊の本には「明け渡しの法則」が書かれていたからです(有野氏は「明け渡しの法則」を「無条件降伏=無条件幸福の法則」と表現し、山納氏は「全自動の法則」と表現しています)。おかげで「明け渡し」のコツを確実につかむことができたように思います。というのも、それ以来、あまりにも多くの奇跡を体験するようになったからです。トーシャ・シルバーの本に「心底ゆだねて生きることを選択して以来、私は数多くの奇跡を体験した」という言葉がありますが、それは真実でした。それはまた、フォードの奇跡的な成功の秘訣でもあったのでしょう。素晴らしい学びと奇跡を本当にありがとうございます。


【6】

翻訳者、神谷美恵子さんの文章が素晴らしく、心に響きます。座右の本にふさわしい内容です。


【7】

何度も読み返すと良いかもです


【8】

今も昔も直面する問題点ってあまり変わらないんだなと、、、


【9】

色々な考え方があるなかで、その考え方の1つとして言葉というものを知っておくという意味で読むというのはあり。


【10】

発注後確実に届くのでありがたいのですが、このところ新品を買っても、汚れていたり折れていたりで気持ちのいい買い物が出来ないみたいです。町の本屋にないからお願いしているのに、これでは気持ちが萎えます。返品や交換も、もうめんどくさいです。町の本屋さんで注文して、届いたらまた本屋に出向く、その方が確実のようです。(本の内容へのレビューではありません)


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※この記事は 2025年6月26日 時点の情報です

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