価格:2160円(ポイント 26pt)
実質価格:2134円
評価:★★★★☆ (4.4 / 5)
📢 Amazonでの購入者の声を紹介します
【1】
イノベーションのジレンマ。言葉自体は誰しも聞いたことがあると思う。自分の解釈は完全に間違っていた。一時代を築いた企業や経営者が、怠惰がゆえ、内向き志向だったがゆえ、に衰退していくという趣旨だと思っていた。実際は全くそういうことではなく、もっと重要な法則があり、如何にしてそれに基づき、実践するか?ということであった。誰もが本書を通して、新たな視点を手に入れて欲しいと思う。
【2】
私は普段スタートアップのCTOとして勤務していますが、この本はスタートアップに携わる全ての人にとって必読だと強く感じました。本書は「破壊的イノベーション」という概念を通じて、なぜ新しい市場や技術に挑戦するスタートアップの仕事が理解されにくく、また説明しづらいのかを見事に解き明かしています。スタートアップでは、既存の市場や顧客のニーズからは一見外れた領域で価値を生み出そうとしますが、それこそが破壊的イノベーションの本質であり、大企業が追随できない理由であることが本書を通じてよく理解できました。特に、既存の顧客にとって必要不可欠な「持続的イノベーション」にリソースを集中する大企業が、破壊的イノベーションに対応できず、新興企業に市場を奪われるという構造は、スタートアップの意義を再確認させてくれる内容です。さらに、なぜスタートアップが「誰もやったことがない領域」に挑まなければならないのかについても、本書を通じて納得感が深まりました。破壊的イノベーションは、初めは小さな市場やニッチな需要から始まりますが、それが既存の大企業にとって脅威となるのは、スタートアップが従来のビジネスの枠組みでは解決できない問題を独自に切り拓いていくからです。この「挑戦そのもの」に価値があるという視点は、日々の業務や決断を支える重要な指針になりました。「イノベーションのジレンマ」は、スタートアップが直面する難しさと、その難しさこそがイノベーションの源泉であるという深い洞察を与えてくれる一冊です。スタートアップに勤める人、特にそのビジョンを説明する立場にいる人にとって、なぜ自分たちがその仕事をする必要があるのかを理解し、語るための強力な基盤となるでしょう。読後には、今取り組んでいることへの自信と、未来への展望がより明確になるはずです。
【3】
破壊的イノベーションを提唱したクリステンセンの著書の翻訳版。自分のビジネスに対し、とても考えさせられた。刺激的な本のなかの1冊。企業経営者は是非読むことを勧めたい。
【4】
大企業で新規事業の起案をする際に「斬新アイデアと言える起案」を命ぜられるも、既存事業の評価指標で起案内容を評価されるために承認されずらい、そのような感想をお持ちの方には、なぜそのような現象が起きてしまうのかが理解できる一冊。前期の評価指標は既存事業としての評価軸としては誤っておらず、だからこそ新規事業の種、本書の中で記載のある「破壊的イノベーション」が評価されないという企業のジレンマが起こる理由が非常に論理的に分析され、説明されている。MBA受講者、一般社会人、経営役員層、マネジメント層、あらゆるビジネスマンにとって、一度読んでおくと知見が広がる一冊といえる。
【5】
大学の課題図書で買いました、300ページ超える読み応えある本ですが一読の価値ありです
【6】
優良企業が、顧客の声を真摯に聞き、合理的な経営判断を続けた結果、新興企業に敗北する足元をすくわれる。本書はこの「ジレンマ」の構造を解明した経営書です。巨大企業が得意な「持続的改良」に対し、新興企業は当初性能が劣るも安価で便利な「破壊的技術」で新市場を創造。既存の価値基準や高コスト体質に縛られる大企業はこれに対応できず、やがて市場を奪われる。つまり、富の入れ替わりが一部で起こる。
【7】
単純に性能向上・スペック向上だけでは会社は成長/成功しない。という事を実例を挙げている良書。技術に詳しい・技術志向の人が"なぜ、売れないのか??" を考える時に読むと非常に効果がありそう。
【8】
内容的に非常に勉強になる書籍でした
【9】
改善を続けていくうちに市場が求める品質を上回っても過剰スペックになって、後発のちょうどいいスペックの新商品が入ってきて負ける・・・というのはあるあるだと思いますが、改めて気付かされたので読んでよかったです。まあ世の中的には便利なものが出てきてるのでいいんじゃないかなと思ったり。文量は結構多く感じました。HDDの話が多いですが、そこはあまり興味がなかったので流し読みしました。
【10】
20年以上も前の著者でさすがに事例は古いですが、内容は今でも新鮮です。優良企業が持続的イノベーションを追求するが故に破壊的イノベーションに駆逐されるという衝撃の事実が、具体的事例と豊富なデータで裏付けされています。破壊的イノベーションへの対応には、市場調査やマーケティング計画が役に立たないというのも確かにその通りです。改めて今の日本企業への示唆に富む一冊だと実感しました。
※この記事は 2025年6月27日 時点の情報です