マンガでわかる!読解力を10日で上げる方法 ~中学受験国語カリスマ講師直伝~

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実質価格:1493円

ブランド:あさ出版

評価:★★★★☆ (4.0 / 5)

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【1】

国語の成績を受験塾の平均以下から偏差値60以上まで引き上げるための処方箋を纏めて分かりやすく漫画で表現したものであり、極めて有用です。その処方箋とは、「定番の型」を覚え、その運用を練習することです。これならば読解力・思考力・表現力が飛び抜けて優秀でなくても習得できます。とはいえ、前半は陳腐に思えますし、中盤で示された内容には以前より受験テクニックとして一般的なものです。ですが、後半の物語のテーマを類型化して抽出した部分は斬新で秀逸ですし、論説文での定番の論調の把握も、記述問題での定番の回答パターンの習得も非常に有効だと思います。更に難易度の高い問題を解く際には、その型に囚われ過ぎないことも必要かもしれません。1日目 国語のキホンのキホンをマスターしよう(主語・述語・修飾語)★2:申し訳ございませんが、不十分な内容だと思います。日本語での格の表現は助詞(句)と用言が組み合わさって極めて複雑であり、受身・可能・願望・好き嫌いの表現では文章語ですら助詞の使い方が揺れています。そもそも印欧語で使われる主語(subject)・述語(predicate)という表現を、文法や文構造が全然違う日本語に適用するのが適切なのかさえ疑問です。複雑な修飾関係の解釈には「自分ならどう書くか?」という視点が欲しいと思いました。具体的には、「太郎は汗だくになって追いかけてくる鬼になった友達から逃げました。」という文の内容がもし「太郎は汗だくになって、追いかけてくる鬼になった友達から逃げました。」なら、「鬼」と「追いかける」には「鬼になった *から* 追いかける」という関係もあるので、「太郎は汗だくになって、鬼になって追いかけてくる友達から逃げました。」とか、更には「太郎は、鬼になって追いかけてくる友達から汗だくになって逃げました。」とか書きそうなものなのに、「追いかけてくる」を「鬼になって」よりも前に置いているのは、その前にある「汗だくになって」が「追いかけてくる」を修飾しているからではないかと推測し、よって「太郎は、汗だくになって追いかけてくる鬼になった友達から逃げました。」である確率の方が高いとする考え方です。ただ、もっと大切なのは、文の書き方が曖昧な部分はその部分だけで解釈を確定させずに目星を付けるだけにし、文章全体を読んで内容を把握してから解釈しなおすという姿勢だと思います。2日目 指示語が指す内容を正確に読みとろう(指示語)★3:一般的な内容です。「近く優先」の原則は理解しつつも、実際問題としてそうはいかない読み取りにくい部分こそが問題として問われがちでして、そのことを最後のコラムで書いてあったのは良かったです。結局、大切なのは内容の読み取りだと言えます。3日目 読解力を倍増させる接続語の用法を知ろう(接続語)4日目 因果関係で未来が見える(因果関係概論)5日目 因果関係の読み取り方(発見方法と判断方法)★3:これらも一般的な内容です。6日目 文章を正しく読み解くための○×△読解法(○×△読解法)★5:定番の選択問題攻略法です。「すべて」の様な例外なく決めつける言葉を「怪しい言葉」と表現しつつ、それだけでは間違いと確定できない(例えば、レターパックで現金送れは *すべて* 詐欺)ので「△」とするという教え方は良いと思います。このようなテクニックも「もし自分が問題作成者だとしたら」という視点を導入すると更に理解しやすいかもしれません。7日目 物語がスラスラわかる背景知識5選(物語文)★5:この本の中で最も優れた部分だと思います。論説文では8,9日目で書かれているように、以前より「英文読解以前」の様な、世間で定番の論調を一通り把握しておくというアプローチがありますが、物語文のテーマの定番化は斬新で効果的だと思いました。8日目 論理的な文章を読み解くための武器「二元論」(論説文1)9日目 世の中がわかる! 頻出「二元論スペシャル」(論説文2)★4:論説文で一般的な対比構成の紹介と定番の論調の把握であり、非常に有効なものだと思います。ただ、近年重要になっているテーマに AI があります。進化する AI を目の前にすることで「人間とは何か?」・「人間はどうあるべきか?」が問われるからです。今の時期に出版するからには AI も取り上げてほしかったです。10日目 アウトプットは決め言葉を使えば超カンタン(文章を書く)★5:記述問題攻略の近道は、定番の回答パターンを覚えて使い回すことだということです。それを「決め言葉」と表現したのは秀逸だと思います。ある程度まで得点できるようになれば、さらに上を目指して真っ当に語彙力と表現力を錬成する意欲が生まれると思います。


【2】

マンガで表現されてることで、実例が分かりやすく描かれていると思います。


【3】

内容は、小学生向けの国語の教科書なのです。マンガで説明しているのでビジョンとしてイメージがつきやすいのです。国語の説明に関してもわかりやすく、文での説明も良いのです。しいて言えば、文法の解説がないので、自身の学生時代を思い出すと、この書は小学生ごろに使うものだと判断するのです。小学校の日本語のテスト、他の教科の読みこみと解析がグッとわかるようになると思うので、この書を何度も読んで自分の知恵にすると良いのです。中学、高校、その後につながっていくと思うので、おススメの書なのです。


【4】

算数なら、方程式を覚えて使いこなせるように練習問題をくりかえすし、歴史なら、重要な史実を覚えて、流れを理解する。自分に合っているやり方を探す必要はあるかもしれないが、基本的な勉強法に迷うことはあまりない。子供時代、国語の勉強といえば、漢字練習と教科書の音読くらいで何もした覚えがない。国語のテストもなんとなく解答していた。母語として生まれ育ったからこそ、無意識に操っている日本語。その基本的な構造をついぞ理解しないまま大人になってしまっていた。本書を読むとそんなことに気づかされる。今までなんとなく解答してきた国語の問題たちが、一体何の力を問うていたのか?本書の理論的な解説を読むと、目からうろこがおちるような感覚とともにどんどん理解できる。子供時代に読んでいたら、テストの出題者の意図を深く理解して、なんとなくではなく、もっと明確な回答をすることができただろう。そして、前出した「音読」。子供たちからは評判の悪い宿題だが、これにも意味があることが本書を読むとよくわかる。どうせしなければならない宿題なら、どんな意味があって、どこで活きてくるのか理解した方が効果は段違いなはずだ。本書は、そんな気づきがいっぱいつまった一冊だ。読みやすい漫画パートに、実践問題が続き、スムーズな理解につながる。構成も素晴らしい。


【5】

マンガが多く載っているから、読みやすい様で、問題が少しずつなのもいい。


【6】

とりあえず国語嫌いな息子が毎日読んでいます。成績に反映されるかわかりませんが、読み続けているのでファーストステップはクリアかなと。


【7】

内容は高度です。子どもの学習用として使うには親か塾のサポートが必要かもしれません。


【8】

子供の勉強に役立つかなと思い購入しましたが、読んでみると大人でも参考になる内容でした。自分が子供の頃にこの本があれば良かったなぁと思わせる内容です。特に受験生が読んでも参考になるのではないかと思います。


【9】

実は私はそれなりに初等中等高等教育と大抵の学校の成績は良かったんですが、どうしても現代高校だけは成績がうまくとれませんでした。なぜかというと主人公の心情がどうしても想像できなかったからです。なので、どうしても自分的には共感性がない人間だなという自己嫌悪に陥りがちでしたが、今よく考え直してみると、実際にはちゃんと文章を読む、読解力足りなかっただけなんだなということがわかってきました。特にこの一冊で簡単ないわゆる現代高校の文法的なところを押さえることにより、文章の読解力が圧倒的に上がると思います。とても優しいところからステップアップして、10日目には基本的なパターンを全て押さえられるという構成になっています。こちらの本、Kindle 版で購入すると、残念ながらリフロー版にはなっていません。つまり、画像としてしか登録されていませんので、どうしてもモバイル版などで見た場合にはとても視認性が悪くなりますのでご注意ください。もちろん紙の書籍を買う方にはその限りではありません。


【10】

わかりやすく書かれていますが、こどもはあまり興味を示しませんでした。


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※この記事は 2025年6月27日 時点の情報です

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