評価:★★★★☆ (4.2 / 5)
📢 Amazonでの購入者の声を紹介します
【1】
めっちゃ良い
【2】
「〇〇、今度の金曜日、▲▲さんとの会食の場をセットしておいて」サラリーマンをやっていると、年に何度かこう頼まれることがある。特に、店も知らないし、マナーや作法も知らない新人の頃に限って。そういわれて苦痛な人は、本書を読んでみるといい。「メインの仕事」で成果を上げるのは簡単ではないが、会食の場をうまくセッティングするのはそこまで難しくない。その割に、上司や取引先に「あいつはできるやつだ」のインパクトを与えられる。会食のセッティングは「面倒なこと」ではなく、自分を高く売り込む法かもしれない。
【3】
Xで流れてきて目につき、付録で作者オススメのお店リストがついてくるとのことで、正直それ目的で買った本。読んでみてビックリ。実務でどう進めるか細かくプロセスに落とし込み、経験に裏打ちされた注意ポイントも細かく網羅された、凄まじい実務本。正直「◯◯の極意」とか「◯◯完全マニュアル」みたいなタイトルの本って、表層的に理論だけなぞって自分のビジネス/業務にどう落とし込むか接続についての解説がなく、実務でそのまま使えるという本って中々ないですが、これはそのまま実務に落とし込めるでしょうというほど細かく書いてある。早速社内で宣伝しました。
【4】
内容自体は分かりやすいが、いかんせんお店のリストが..,笑
【5】
各種飲み会や歓送迎会など参加するのは簡単だけど、コーディネートするのは大変だと思いました。アレルギーに関してもそうですがゲストに細かな配慮が不可欠だと思いました。自分がセッティングする立場になった時は参考にしたいと思います。
【6】
(a) ビジネス会食(本書では主に、取引相手をもてなす会食)について、実務的な内容(参加者のセレクト、日程調整、店のセレクトと予約、店の下見や折衝、上司への報告、参加者への連絡などなど)を事細かに記述した超実践的・実務的な内容の本です。(b) 会食の世話役をうまくこなすことは、中途半端なビジネス業務より余程難しく、手間のかかるタスクです。私は、日ごろから「宴会の幹事ができる人は、業務面でも有能」と思っていますが、本書を読んで、こなすべきタスクの多さや気働きの重要さを再認識しました。「ここまで徹底した取組みはできんわ」と驚いてしまうような内容です。(c) ともすれば、ビジネス会食を成功させるための要素として「巧みな話術」とか、「場を盛り上げる」とかが思いつきますが、著者は、「準備段階でやれることは全部やる」というような姿勢であり、事前準備をとても重視しています。(d) それにしても、本書の著者の会食に対する熱意、迫力はスゴイと言うしかありません。数々の会食に全力投球してきた著者が渾身の力を入れて書いた本と思います。また、内容が多岐にわたっているのに、よく整理され、的確に記述されているので、読みやすくて内容が濃い本となっています。ビジネス会食に関する本は、本書を超える本は無いとさえ思います。(e) 本書に書かれていることは、会食以外のビジネス全般にも通じる要素が多いので、会食の世話役をしない人にとっても読む価値の高い本と思います。とても有益な良書であり、お薦めできる本と思います。
【7】
一見すると、ニッチなキワモノに見えなくもないが。意外にも、本書は古臭い王道ビジネスマニュアルでもある。なぜなら、それは「取引先にいい人、信頼できる人と思われて仲良くなる」という、古くて新しい営業の基本を踏襲しているからである。結局、商取引というものは人間同士の約束である。そして、人間というものは究極「好きか嫌いか」で相手を判断する。とすると、いい仕事を手に入れようと思ったら、相手に好かれる以外に道はないのだ。そして、そのための最も単純かつ効果的な方法は、上手に「もてなす」ということである。それも勤務以外の場所で、取引先をもてなすのだ。以前であれば、「接待」と呼ばれた手法だろう。現在では「会食」と呼ぶらしい。費用が自分もちの場合もあれば、そうでない場合もあるからだろう。この会食の運用をマニュアルの域に極めたのが、本書である。もともと本書の筆者はかなり不器用なタイプだったようだが、持ち前の真面目さで現在のスタイルを築き上げたようである。こういう苦労人は、後天的に得たスキルをマニュアル化するのはお得意なのだろう。正直いうと、やってることはバブル以前のあからさまな体育会ノリの接待スタイルとほぼほぼ同じことだが、これをやられて嫌な人間はいるまい。むしろ、コスパだのタイパだの言う時代にこれだけ熱量をもって接する人間は、かえって重宝がられるのではあるまいか。日本には「茶の湯」という伝統文化があるが、突き詰めれば本書の精神は茶の心に通じるのかも知れないと思った。ただ心配なのは、この本の著者は健康や体重の管理をどのように行っているのだろうか。若いうちはいいだろうが、50かそこらで体を壊さないかと、要らぬ心配をしてしまう。また、本書の筆者は広告代理店という、マスコミ方面の分野にいた方のようである。マスコミといえばあれだけ「官」の接待や癒着を断じて社会正義に血道を上げている業界であるだろうが、その端くれの人間たちがいまだにこういう事をやっているのはじつに興味深いものである。先の東京オリンピックの誘致などに関しては、いくらか問題があったようだが。むしろ、いっそ公務員にも「もてなし」の文化をもういちど解禁してあげてはどうだろうか。なぜ民間では許されることが、官では犯罪になるのだろうか。
【8】
当方、営業する方でも営業される側でもないエンジニアです。そんな自分でも最高に楽しめました。すごい本。会食だけではなく、送別会、忘年会、日常のコミュニケーションでも使える。1,「何を実現したいのか」を明確にする。目的が不正確であるならば本来会食のセッティングはするべきでない。2,候補日が見えた段階でoutlookで複数日をカレンダーブロックする(移動時間分)、その後確定する。3,リマインダーは前々日、天気予報の情報もつけるとなお良い。かつ、何かあれば本日中に連絡をと伝えておく(前々日であればキャンセル無料でできることが多い)。4,席は配置で上座下座が面倒な場合は、ハスで座らせて「今日はみなさまに懇親を深めてもらうために交互の座るように席配置をしております」という。5,手土産はゲストではなく、ゲストの家族に対して送るイメージ。ツマラナイものではダメ。接待の手土産、beams gift、MOOD MARK等、覗いてみよう。6,貸し借り手帳を作ってみよう、受けた恩は忘れない。相手に貸しをつけたと感じさせないためにも、過去に受けた恩と絡めて渡すようにすると相手の負担がない。7,上司行きつけのお店に連れて行ってもらうのはお店のストックも増やせるし、かつ、上司も知れるので一石二鳥。8,相手のことはできるだけ調べる。facebookでも、知り合いでも、紙を作って身内で共有してもいい。ただし、当日はそんなことは知らないふりをして、聞く話すべて、初めて聞いたかのようにふるまわせる(真のコミュニケーションは相手が話したいことを気持ちよく話させること)。9,会食に遅刻した場合、1)自分たち遅刻:お店に連絡してシャンペンでも飲んでてもらう。2)先方が遅刻:相手に気を使わせないためにも食前酒飲んでおく(すみません、勝手に初めてしまいました!)10,食事の所作や相槌は自分では気づきにくい事、これは上司や同僚からフィードバックをもらうことは重要。11,あなたがホストの場合、、、1)サプライズがないように事前情報(参加者の変更等)はすぐに伝える2)ホスト側にもちょっとした手見上げを用意する(やっぱり家族を意識)3)「すごい良いお店だったので今度プライベートでも使いたいです」12,ゴールドマンサックスのlong term greedy、13,愛嬌はJTCだけの特殊能力ではなく、外資でもCharmということばがある14,忘年会で良いのはチームビルディング、特にチーム対抗のクイズ大会、会社や上司の意外な一面にちなんだクイズとして、商品も出すと絶対に盛り上がる。一発芸とかは古い。芸能人格付け的なのも鉄板、15,カラオケでは、誰もが入れたがらない一番最初に曲を入れて、かつ、その後スマホを触らなければあとは消化試合。16,打ち上げでは開口一番「今回プロジェクトがうまくいったのは〇〇さんのおかげです」、〇〇はその中で一番上席の人。打ち上げはポジティブな場、反省は昼間にオフィスですればいい。17,電通で一番良い二日酔い薬は「強力グッドA錠」18,どうしても早く帰りたい時の二次会はラーメン。随所のに著者の人柄や頭の良さが垣間見える内容になっていて、やっぱり電通とか超大手の営業は人をわかって採用、部署決定しているんだなと思いました。しかし、非喫煙者なのに相手の好きなたばこの銘柄を覚えておいて、鞄にストックしておくというのはマジでやばいなと思った。自分なら一発でやられる。
※この記事は 2025年7月2日 時点の情報です