評価:★★★★ (4.7 / 5)
📢 Amazonでの購入者の声を紹介します
【1】
文庫で出たら読もうと思っていた本が発売されたので購入。三体と、三体2の上はハードカバーで読んだが、正直ブームになるほど面白い作品だとは思わなかった。また、SF色も弱い気がして、読むのに忍耐を要する時間も結構あった。しかし、Amazonレビューを見ると、この巻から一気にSF色が強まるとのことだったので、読んでみると、期待通りに一気に時代が進んで、筆者の素晴らしい想像力が存分に発揮されていて満足した。また、ストーリー展開も、華麗な伏線の回収があったり、「えっ!?」と驚くような箇所がいくつもあったりして、かなり動きを増した感じがあって、退屈する時間がほとんどなかった。地の文や会話文は、三体2上までも素晴らしかったが、この巻でも素晴らしく、ディテールもしっかりしているし、著者のバランス感覚も相変わらず優れていて、総じて非常に上質なSF作品を読ませてもらったと感じた。この巻で物語を完結させて良いような気もするが、続きがあるようなので、今から読むのが楽しみである。
【2】
下巻では、物語が一気に加速し、面壁計画の結末や黒暗森林理論の本当の意味が明かされる。特に羅輯(ルオ・ジー)の役割が大きく変化し、彼の思考と決断が人類の命運を左右する展開は圧巻だった。黒暗森林理論の恐ろしさが実感できるラストは衝撃的で、読後には深い余韻が残る。一方で、キャラクターの感情描写があっさりしているため、心理的なドラマを期待すると物足りないかもしれない。それでも、壮大なスケールの知的戦略が堪能できる、SFとして極めて優れた作品だった。
【3】
智子がすごすぎて、1番怖くて1番魅力的です。いつかそんな時代が来るのだろうか
【4】
1 にあったゲーム内の三体世界がとても神秘的で魅了されたのだが、2巻ではほぼ無くなってしまったのが寂しく感じた。でも、今度は面壁者と言う謎めいた言葉に魅了されました。ラストにかけてシュッと纏まる感じが爽快というか恐ろしいというか、、、波乱万丈の人類の運命がとても面白かったです。
【5】
すらすら読み上げるこれ以上理解しやすく書くことできるかと思うもう面白いです。
【6】
おもしろすぎる。本当に起こりそうな話
【7】
「猜疑連鎖」というワードは文明間のみではなく、コミュニケーションが十分に機能できていないコミュニティ間でも発生している状態のように感じつつ、とても示唆に富むストーリーでした。コロナで体験した同調圧力などを振り返りながらいろいろ考えさせられますが、そんなことよりもとにかく作品として面白い。未だに登場人物の名称を覚えれれてませんが、それでも全く問題ないぐらい没入させれます。次は「死神永生(上)」ですね。人生がちょっと楽しくなってきました!!!
【8】
文庫版になる前のkindle版を購入するもページが消されてレビューができないのでこちらにレビューします。羅輯がただの人で終わるわけはないので、何らかのどんでん返しを期待した読み方となっていましたが、そのどんでん返しも、あまりにも確率が低いというか、アタリくじがない宝くじと言ってよいほどで、読後感は、前作以上に何だかなぁという感じなんですよね。そもそも技術的に不可能に近く、百歩譲って可能だとしても、めちゃくちゃコストがかかるだけではなく、他の文明を攻撃することは自分の存在を知らせることになるのだから、失敗は許されず、相当に慎重になるはず。皆が的になるのを恐れて姿を隠して森林に潜んでいるという自ら唱えた暗黒森林理論を、自ら破綻させている感があるのですよね。あと気になったのは、主要人物たちが魅力的に描けているのに比して、名前のないモブキャラや大衆社会のリアクションが、あまりに極端に分かりやすい戯画的なものになっていて、リアルなカオスを感じとれなかったというのがあるのですよね。お前ら中国で開催されるサッカー大会の中国人サポーターかよwwと。洗脳されてるかのように統率のとれた愚行まっしぐらなのですよね。中国人作家による作品なので、まあ、ある意味リアルなのですが・・・。
※この記事は 2025年7月5日 時点の情報です