世界は経営でできている (講談社現代新書)

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評価:★★★☆ (3.7 / 5)

📢 Amazonでの購入者の声を紹介します


【1】

宣伝をみて衝動的に読んでみましたが、分かりやすい文章でとても読みやすかったです。経営に対する気持ちがかわりました。


【2】

経営といえば、企業の運営やお金儲けという文脈で取られることも多いですが、本書では、経営を「価値創造(他者と自分を同時に幸せにすること)という究極の目的に向かい、中間目標と手段の本質・意義・有効性を問い直し、究極の目的の実現を妨げる対立を解消して、豊かな共同体を作り上げること」と定義し、恋愛、仕事、就活、健康などについて、経営の視点からユーモアたっぷりに論じています。日頃生きている中で、究極の目的は何か、手段の本質・意義・有効性は何かというのはあまり気にしないのですが、この本は、それらを考えるきっかけになると思います。


【3】

1単元ごとにさらっと読めて、面白いですが、読み返すほどではなかったです。


【4】

非常に興味深く明快で面白い経営は難しいイメージがあったが実はとても単純で身近にあり奥深いものなのだ


【5】

文章が読みづらいです。まず、著者の個性が強すぎますし、笑いをとるためなのか、あまり上品な印象は受けません。諧謔のつもりのようですが、話題が短い範囲でコロコロ変わり、話の筋を追うのが大変です。基本的な文章力に問題があり、文と文とのつながり、段落の意図などに危なっかしい点が見受けられます。その割に、言っていることは普通のことのように思えます(序盤で脱落したので、序盤からの推測です)。役立つヒントを得ることを期待せず、著者の個性と、起伏の激しい文章をダラダラと楽しむ目的には向いていると思いますが、私には合いませんでした。


【6】

書いてあることが重複気味。グラフをみると解ることを文章で更に細かく説明してあり、読むのにつかれる。


【7】

まず副題の「上司はなぜ無能なのか?」は本書で考察される一例題に過ぎず、(恐らく)釣りである意図が透けて見えてしまう。その部分がなければ文句なく星5つである。本書は経営の本質を、数々の事例において解説している。その事例は企業”経営”に留まっておらず(むしろそれは副題にある一事例に過ぎない)、日常生活の様々な場面を引っ張り出す事で、人生に経営が必要不可欠であることを説いている。個人的に最も印象に残った部分は下記3点である。1.経営の目的は「価値の創造」である。価値は創造するモノなのだから、本来無限である。2.しかし「価値は有限である」と間違って捉えており、有限であるが故に創造から「収奪」する行為に走っている。3.その収奪という間違った思考が、本来の目的を見失い、経営を失敗に導く。本書は終始シニカルな笑いに包まれた文体で書かれており、飽きることがない。随所に上記3点のような学びとなる部分がある。仕事だけではなく人生を再考する上でも使える良書。


【8】

カスタマレビューがあまり見たことない形(それぞれ等分に近い分布)になっていたので興味を持ち読んでみた。今確認したら、よくある分布になっていました。おそらく自分の仕事や生活の中で創造がどの程度意識されているかで読んだ時の印象がかなり異なるのではないかと思います。3通りいると感じました。(1) 創造って自分以外の誰かがやることで直接無関係という人は読んでてイライラするかも。(2) 創造とか共創がかなり意識せざるを得なくなったんだけど(生活とか仕事の中で)具体的には何をどのようにすればいいの?と思っている人にはかなりお勧めできる。気づかない日常に共創因子が隠されていることが普通の言葉で紹介されている。ただ、具体的ではないです。具象化して描くことが非常に難しい現象なので。語彙がまだないということもあると思います。(3) 共創ってこうやって実践すればいいんだよねと理解できている人には、至極当たり前のことが書いてある。但し周りに理解者がいない人は追確認できるのでお勧めできる。周りが理解者に恵まれている人は今の日本では非常に稀。少なくとも私は知らない。そういう集団には飲み会の魚にできるくらいのことは書いてある。このような印象を持ちました。シニカルな文体なので中身に親和性がない人には辛いかもしれません。でもこの著者は共創という現象をきちんと説明できていると思います。学位から考えるととても失礼な言い草で恐縮ですが感心しました。実践の中で鍛えてきた自分にとってとても勇気づけられる書籍でした。著者に感謝します。トヨタを分析した学術書も非常に面白そうなのでこれから読んでみようと思っています。


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※この記事は 2025年7月5日 時点の情報です

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