キーエンス解剖 最強企業のメカニズム

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ブランド:日経BP

評価:★★★★☆ (4.4 / 5)

📢 Amazonでの購入者の声を紹介します


【1】

非常に沢山の事を学べました。本当にありがとうございました。


【2】

日本屈指の時価総額の大きい会社ですね。株価もすごいですよね。いわゆるB to B 企業(企業間取引)が主体であるためかCMもやってないし、KEYENNCEのロゴを時々みかける程度で、世間一般には認知度の低い謎の会社って印象ですが…そんな会社を”解剖”する本が数年前に発刊されましたが、いまだに話題に上る一冊、ということで手に入れてみました。西岡杏という日経ビジネス社の記者が取材した内容をまとめたものになります。同列のライバル会社と同じ業務内容であっても、キーエンスが一歩抜け出して高い業績を上げている要因を探るというものです。つまりは成功している会社のビジネスモデルを”解剖”しようという内容なので…みんなこういう本って読みたいよね^^簡単に言えば、”組織力”と”完璧なマニュアルの実践”と”データ収集に基づく改善・上書きと継続”…なんて思ってしまいましたが、社員の方々もただ優秀だけではなく、意識高い系のモチベ全開の集団とお見受けしました。そのモチベは当然に仕事の成果からくる高年収からでも生まれるものではあるのでしょうが…業務の一挙手一投足をすべてデータ化し(←SFAというシステムなんだと)、時間から何から何までムダを省く合理性、そして社員全員の能力を底上げする教育システム…元々が優秀な人たちにこれやられたらそれはそれはそれはすごいパワーを生み出すわな(←イチローさんや大谷がさらに高みを目指すような感じ??、100倍の競争率で入社した連中ですからね^^; )、レベルが高いのも納得です。だからこの会社に営業されたら安心して任せようかな?って気分にもしてくれるよね。そういう信用度とブランド力を構築するための凄まじいシュミレーション・ロールプレイングの努力の跡が裏にあるわけで…”現場に足しげく通い、顧客の悩みを一緒に解決していくキーエンスの担当者…「キーエンスの顧客との接触度合いは、他社が1とすればキーエンスは100だね」との顧客からの高い評価。その姿は日本の製造業に血を通わす毛細血管のようだ”…と本の一節を抜き出しましたが、まさにこれがすべてでしょう。本の後半は、自社開発のヒット製品の秘話などについてです(←成功する会社には必ずこういうエピソードありますね )。顕微鏡、分析装置…それらについても販売・営業の方法が顧客ファーストであり、読んでいると顧客企業の見えない縁の下を支えているのがよくわかるのです。企業体質も決して体育会ではなく、非常に理詰めでスマートなやり方を実践していくわけで…その点においても素晴らしい。ブラックな業務も社員のモチベがあればブラックではないわけで…ここがとても大事な点なのかな。努力の向こうには確実な高収入を生み出すチャンスがあるという成果主義はとても興味深い。創業者は経営界のカリスマであり資産家でもある、滝﨑武光氏ですね。インタビューがしっかり掲載されています。キーエンスは今やグローバル企業として、海外での営業活動も目覚ましい…今後の戦略においてもまさに日本企業の先鋒として大いに期待していいのでしょう


【3】

毎度年収ランキングで国内トップに名前が上がる「キーエンス」。管理体制が強いという印象があり、ロボット化した社員がひたすらハードワークをこなすイメージがありましたが、全くの誤解でした。無駄を排除する姿勢から管理体制は強そうですが、それは監視ではなく、万全なフォロー体制が仕組みとして出来上がっているという事でした。取り引き含め人を大切にして、社内では部下が上司にアドバイスする事もある。ジャストシステムと業務提携した後に、業績回復させ社員の給料も2倍に。業種によっての合う・合わないはあるかもしれませんが、とても参考になりました!!良書です。


【4】

超優良企業の謎を解く、いち作品として興味深い内容でした。キーエンスの強さが垣間見えるようで、面白いです。ただ、取材対象が、同社OBだけなので迫力がどうしてもありません。周辺情報しか得られない題材の限界が滲み出ています。


【5】

前から買おうと思っていて、先延ばしになっていた本書をやっと購入して読んでみました。まず、最初から普通に読んでいくと、内容がスラスラと頭に入ってくる。これがページをめくってもめくっても、ず~っとスラスラ頭に入ってくる状況が変わらない。とにかく読みやすくて分かり易い。著者の圧倒的文章表現力の秀逸さを感じさせる内容だ。加えて、キーエンスのネタである。次から次へと、キーエンスの優れた取り組みや成果等々、とにかく良いネタが尽きない読み易くてポジティブなサクセス・ストーリー読み応え充分の良書です。


【6】

外資系ファームでエンジニア兼コンサルタントをしています。キャリアも10年が経過し、自分自身や会社のメンバーをきちんと稼働させること、自分の製品を顧客に対してプレゼンすることを学ぼうと思い購入しました。キーエンス自体の歴史や社風には興味がなかったので、半信半疑で購入しましたが、いい意味で裏切られました。この本では高い利益率とリピート率、そこから繋がる高年収と従業員自体の社会的ステータスの実現、そしてそれを実現するために具体的な施策と企業文化の醸造に関して深く調査・考察・分析がなされていました。特に高い利益率を維持しつつも顧客が自社を選ぶようにするための施策に関する説明が非常に興味深かったです。僕はコンサルタントとして自分やチームを顧客に対して売り込むことも仕事に入りますが、なるほどこういう顧客アプローチもあるのかと、自社の開発やコンサルティングのあり方を考え直す部分も多くありました。読み物としても十分面白く、それほど厚い本でもないので、Kindleなどに入れておいて、通勤などで読めば二、三日で読み終わるかと思います。


【7】

キーエンスは売上7500億程度であるが、時価総額ではそうそうたる企業を上回り14兆円もあり、国内3位にランクインする。秘密の一つは営業担当社員達が共有している営業関連情報にある。いつどの顧客でどういう機械を購入し、どのような状態にあるのかをDB化して共有している。これがあるためにキーエンスは、顧客から要請がある前にキーエンスの方から「このようなことでお困りですね。」と話をしてくるとのこと。困っていた企業としては、キーエンスに仕事をお願いしたいと思うのは当然ですよね。また、営業利益率は55%もあるが、この高付加価値の源泉は、決して斬新な目新しい発明をしているわけではなく、既存の技術ではあるが、まだ組み合わせられたことのない技術同士を組み合わせることで、顧客にアピールしているとのこと。また、同社は在庫を多数保有しており、原則として即日即納。クライアントが問い合わせをすれば、翌日には納品可能と知らせてくる。同時に見積もりをとろうとしていた他社からはまだ何の返答もない状態。本を読んてみて、確かに革新的な新しいモノを生み出しているわけではなく、基本に忠実に顧客目線で考えて提案ができることこそ、同社の強みの源泉のようだ。多くの世の中の起業で実践できることはあると思う。


【8】

迅速な対応でした。商品にも全く問題ありませんでした。ありがとうございました。


【9】


【10】

当たり前のことを当たり前にやる。これが1番難しいけど、やりきれればNo. 1になれる。それを教えてくれる本です。常に変化し、進化し続ける化石になるな


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※この記事は 2025年6月26日 時点の情報です

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