憲法 第八版

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価格:3740円(ポイント 113pt)

実質価格:3627円

ブランド:岩波書店

評価:★★★★ (4.5 / 5)

📢 Amazonでの購入者の声を紹介します


【1】

とてもわかりやすい記述が多く、レポート提出時に重宝しました。ありがとうございました。


【2】

娘の大学での講座に活用させてもらってます。


【3】

洗練され、充実している「本」として非常に読みやすい素晴らしい一冊でした。講義の基本書として使用されることもあるようですが、一般書として、広く手に取られうる書籍だと思います。個人的な話ですが、受講している予備校の教材が、要点をコンパクトにまとめるために文章や文脈を欠いていて深い理解に繋がりにくい部分があり、本書を読みました。知識と理解がリンクしたような実感を得ることができました。芦部先生の思想の一端に触れることもでき、良い読書体験になりました。


【4】

民主主義の根本を知るには『憲法』を哲学する事である


【5】

芦部憲法が現在の日本の公法学・憲法学において通説の位置を占めることに疑いはないでしょう。第八版が出版されたのは、冒頭のはしがきで高橋和之先生が指摘される憲法的思考の基礎を応用して解決すべき憲法問題が多くなってきたことにあるのでしょう。第七版と比べて、最高裁判所判例が平成から令和に至るまでの15件、加筆されております。第四章平和主義の原理の「補記※集団的自衛権」60頁から62頁において北朝鮮の頻繁な弾道ミサイル実験、ロシアのウクライナ侵攻とそれに連動する中国の動きなどを背景に我が国が直面するにいたった脅威の高まりへの対応の必要から受動的な専守防衛からより能動的・積極的な「平和を創造する活動」「積極的平和主義」に国はシフトチェンジしている旨を指摘している。反撃能力は従来の敵基地攻撃能力を言い換えたもので、反撃は国際法上違法な『先制』ではないという理屈が通るかという疑問を呈されている、防衛のためには相手の攻撃を待って「迎撃」するよりも攻撃を「抑止」するほうが良い。だがこの論理で行くには相手の先制攻撃能力を上回る反撃能力を持たねばならないという悪循環に陥ると主張されている。専守防衛論はこの悪循環を断ち切るためのモノではなかったのか?抑止のための日米安全保障条約の合憲性肯定だったのではないか?と。反撃能力の論理を認めてしまうとこれまでの憲法解釈を大きく変えてしまう。国際環境の変化に合わせて柔軟に対応することは必要だが、憲法解釈の変更はいったんなされるとそれに依拠して新たな諸関係が積み上げられてしまうから緊張が緩和しても以前の状態に戻すのは困難だといわれる、このあたりは高橋和之先生の憲法学者としての葛藤でしょう。悩みを素直に表現されていると思います。国際情勢の変化を受け入れつつも学者的良心と現行憲法が持つ平和主義の理念は堅持されたいのでしょう。ただ、先生も書かれている通り、熟議が必要で、それを決めるのは主権者たる国民であると思います。国際公法学者や行政法学者の議論参加も待ちたいです。さて、125頁の注記「性同一性障害の性別変更」は令和2年、32年の最高裁の決定を批判。もう少し踏み込むべきだとされています。13条の議論です。第七章「包括的基本権と法の下の平等」130頁補記「個人情報保護法制の展開」は定番の憲法教科書でここまでうまくまとめてくれているものはないと思います。脱線問答にならないようにされています。芦部信喜先生の生誕100年を記念してこの憲法第八版が刊行されたことはとても良いことだと思います。改訂版が出されるたびに感服せざる得ないのは蘊蓄ある芦部先生の文章です。それを発展継承されている高橋和之先生もさすがだと思います。現在も日本の法学部の憲法講座で教えるべき点に漏れがないのです。そしてこの教科書は資格試験を受験される人たちから一般教養として憲法を学びたい人たちまで、そのニーズを受けとめ、今後も愛読されていくと思います。


【6】

護憲、改憲のどちらの立場の方にも、憲法問題を論ずる際に欠かせない本だと思います。


【7】

20年ぶりに読んだが、天皇や自衛隊に関する記載が非常に左翼的でまいった。若い時は平気だったのだが。もう少し中道よりの本を読みたい。


【8】

もう第8版になりますか。小生現在74歳。憲法の座右の書です。


【9】

注文してその日に来たので驚きました。配送が早いのは嬉しいのですが、ただ本の外装に油なのかシミなのか分からないですがテカテカした斑点みたいなのがあり外装の端は圧がかかったのかシワシワになっていました。本なんで読めればいいのですが、新品で売ってるのであればもう少し綺麗な状態であれば嬉しかったです。


【10】

Kindle版買ってさっと見ただけなんだけど、日本国憲法全文そのもの何処にも書いてないみたい。コレがあったら★5にします。憲法の解説については面白そう。ただ憲法研究者のための書物か?


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※この記事は 2025年6月26日 時点の情報です

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