価格:1320円(ポイント 40pt)
実質価格:1280円
評価:★★★★ (4.5 / 5)
📢 Amazonでの購入者の声を紹介します
【1】
宇宙物理学に興味があるので、まとまっているこういう本が読みたかったので買って良かったです。生まれ変わったら物理学を専攻して素粒子とか宇宙の解明に関わるような研究がしたい。この本では宇宙の歴史とこれまでの研究とそれによって解明されたことなどについて全体的なことが書かれているようです。まだ1/3程度で全部読み切ってはいませんが、わかりやすく文章を中心に解説されているので内容は読みやすいです。ただ、縦書きなので時々出てくるアルファベットの横文字や数式などが読みにくくて、気になることがあるので、全部横書きになっていたら良かったです。日本語の文学なら縦書きでも良いのですが、それ以外の特に数学や物理学などに関する本は日本語でも横書きの方が読みやすいので横書きの本が出てくれると助かります。
【2】
高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所『宇宙と物質の起源』(ブルーバックス)読了。現代物理学の最先端を、それなりに、分かりやすく解説している。それなりに、というのは、やっぱり数式などが出てくると分からなくなるからだ(笑)。本書の特徴は、研究所の7人の学者が各章を分担して書いている点で、平明ではあるけれども、一人が著書の場合の「著者のこだわり」のようなものが希薄でもある。ただ、公的研究所が著者だけあって、点字翻訳を行っている点は立派だと思う。分からないなりに、一応、年に最低でも1~2冊は現代物理学や宇宙論の本を読み続けたいものである。その点では期待を裏切らない本である。
【3】
報告が遅れてすみません。5,6日前に無事届きました。本の程度も良く、面白そうで、購入して良かったです。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
【4】
標準理論について理解が進みました。とくに「質量=エネルギー」からダークエネルギーとなるスカラー場Φがもつポテンシャルエネルギーの底のエネルギー密度に関して興味を持ちました。じつは私は投資家として、バブルの形成→バブルバーストの一連の現象を「くりこみ理論」からアプローチして、「相転移」であると確信していました。実際、そうして超トップダウンアプローチを利用して「逆張り投資」が成功しています。ただし「くりこみ理論」で登場する3次元Iging模型、3次元Φ⁴理論、4次元Φ⁴理論について理解不足でした。しかし本書の[第9章 宇宙の進化の起源]を読み始めてからいっきに伏線回収ができました。まず私たちの宇宙では、ヒッグス粒子が他の素粒子に質量を与えるという重要な事実に驚きました。標準理論で想定されている2つの複素ヒッグス場Φ₁とΦ₂において、ポテンシャルエネルギーが高い状態からエネルギーの低い状態に落ちることから「真空」が生まれ、素粒子が質量を持つという、図9-1の印象は強烈でした。ヒッグス場の大きさに関わるμやλという係数は、μ²<0、λ>0と仮定されているそうです。λは分散の逆数、精度として使われることがありますが、どうなんでしょう?アインシュタイン方程式 Gμν=Tμνの背景にはまだまだ奥の深いものがありそうです。ヒッグス粒子と各種素粒子との大きさの測定結果、ヒッグス粒子のポテンシャルエネルギーの形と真空の安定性の関係、ヒッグス粒子の質量とトップクォークの質量の2軸で表した真空の安定性、等のグラフは場のエネルギーを理解することが宇宙を理解することにつながっていると理解できました。私はかねて脳科学、機械学習における推論のプロセスは高い自由エネルギーが小さくなって、エントロピーが増大することで「不確実性が小さくなる」と考えていました。2024年ノーベル物理学賞を受賞したホップフィールドマシンのランドスケールも粒子のスピンと言う形で、エネルギーの小さい状態に落ち着くメカニズムを利用していました。宇宙の起源も素粒子が質量を持つことから始まったとは、まさに「相転移」が起こったわけですね。私の考えている相転移=バブルバーストを利用した「逆張り投資」が、宇宙の原理にも関連していることを確信できました。宇宙も人間もすべて「一旦膨張が止まると後はつぶれるだけ」という真実は、人間の死を受け入れる場合にも言えると思います。ところで、人間の思考は脳の情報処理によります。脳の情報処理は長期記憶パターンを潜在的に利用しています。サイエンスは脳の共有記述ですが、脳そのものは潜在的情報をトポロジカルに保有していたり、場所や素数にタグ付けしたり、様々に複雑かつ抽象的なパターンを駆使しているそうです。脳には天の川銀河の恒星の数と同じくらい神経細胞が存在します。つまり、脳ば小さな宇宙みたいな奥深さを擁しています。いずれ人間の「理解」の定義も変わらざるを得ないでしょうね。私はそんな気がしています。
【5】
最新理論物理学の現在進捗位置がわかりました。量子コンピュータや核融合炉の実用が待たれます。
【6】
専門外にはかなり難しいですが、頑張って読みました。繰り返し読めば、質量とエネルギーの関係やヒッグス粒子の意義がイメージできると思います。
【7】
コンナ宇宙に生きているって、なんだろうね
【8】
宇宙の成り立ちを理解するためには、宇宙論+素粒子物理学の知識が必要だが、本書はその両方についてKEKの第一線の研究者たちが分かりやすく執筆している。私自身は宇宙論を専門とする研究者だが、一般向け書籍執筆の参考になる平易で分かりやすい文章だった。
【9】
基本素粒子や力の意味から宇宙の創生まで、詳しく平易に書かれていて、とても解り易かったです。昔なら素粒子の本、宇宙の本でしたが、本書はその関連までも記載されていて実に有意義でした。3回も読み返しました。
【10】
現在、宇宙についてどこまで分かっているのか。ということを知りたくて新書レベルを中心に色々読んでいますが、この本は複数の筆者が各章の執筆を担当しており、何度も同じテーマが現れ、やんわりと全体の構成がされているのが特徴です。私のような門外漢には分かりやすい。各章の書きぶりにも個性があり、研究への情熱と未来への期待を感じました。これからもこの分野の研究は進んで欲しい。国際協力を前提にした日本の貢献もまだまだ見たい。宇宙の最新の研究地平を垣間見るのに、おすすめです。
※この記事は 2025年6月27日 時点の情報です