宝石の国(12) (アフタヌーンコミックス)

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評価:★★★★ (4.8 / 5)

📢 Amazonでの購入者の声を紹介します


【1】

First off, I’ve been tracking every single update and new chapter of Houseki no Kuni for months, and the second I saw this volume available for pre-order, I bought it. I am American, and cannot read Japanese, so I’m not sure if the product I’m reviewing is the special edition or the normal one. I bought both anyways, so it doesn’t matter. The two came in carefully packaged and in perfect condition, plastic wrapped. I have not yet opened the plastic wrap because I am not emotionally ready for it, but I will soon. I “google-translated” as much as I could from the covers of these physical editions, and both had a sticker saying that some illustration cards were inside, I can’t wait to see them! The manga also had its classic lustrous seal on the cover (get the reference?) and it’s gorgeous. It came in earlier than expected too, which was a happy surprise. Land of the Lustrous is absolutely the best manga series I have ever read, maybe even the best series of anything I’ve consumed. Buying this very last volume has been an emotional journey and since I’ve been reading every recent chapter online, I can also say that the content of this volume is spectacular too. The storyline is incredible and the art matches it. Is there any more I can say? Land of the Lustrous, or Houseki no Kuni, is perfect in every single way possible, and everything is being wrapped up so well. I love this series from the bottom of my heart. Thank you so much to everyone who’s worked on it, and thank you Haruko Ichikawa for this masterpiece!


【2】

フォスフォフィライトのことを話題にあげる者、がなにかを示唆するように思います。


【3】

すごい作品だ……。


【4】

最終話後に「最新刊出た」と思って間違えて購入しました。そのため2冊目です。ですが、何冊目だろうがすばらしい作品であることに変わりはありませんでした。本棚に大切に並べています。


【5】

このマンガの前半中盤の世界観が、最高である。しかしながら、後半は、残念ながら、大失敗なのかもしれない。選択肢の中で一番つまらない道を選択された感じ。前半中盤で、掴みとったキラキラ感が、後半ではまったく無く失われてしまって、後付け詳細の説明に苦労した作品になられてしまった。世の中に無理に理解しなくても良いものがたくさんあるのに無理に説明都合を内容に無駄に取り入れたのが敗因かと思われます。実に残念なマンガかと思います。別に不思議な世界観だから不思議なままでも良かったのに、たくさんのキャラクターまでも誰が誰だか、わからなくなってしまい、あれだけ個々のたくさんのキャラクターすべて自ら損失させてしまった損失感の残る作品になってしまった。残念でならない作品です。


【6】

遂に出ました最新巻。一から書き直すと長いので割愛しますが、自分は前巻のレビューで『信仰心』やら『フォスは人間=救世主』やら書き散らした者です。今巻では人間を通り越して神になっていたので驚きました。それも信仰宗教があまり表立っていない現代日本の神様です。愛情をかけてくれるパートナーがいて、好きなデザートやファッションも楽しむ。有意義な趣味や仕事に邁進し、遊び友達や理解者も沢山いる。そんな暮らしが『幸せ』。一方、信仰や死後については二の次。法事以外で念仏はほとんど唱えないが、窮地には神様にすがり、死後はお寺や教会で供養してもらう。人生の90%は信仰心皆無なのに、その程度で死後も成仏できると漠然と思っている。些か薄っぺらい人生観ですが、この現実の『成仏』を作中の『消滅』に当てはめると、フォスを差し置いて月で悠々暮らしていた宝石や月人は多分に現代の日本人です。宗教や信仰に関心のある方には、気になる課題かもしれません。けれど、この漫画は当初違う物語であったと思います。少なくとも自分はこの漫画を、「美しくも壊れやすい宝石の体を持つ少女達の、サディズムとエロティシズムに満ちた鉱石ファンタジー」だと解釈してました。さらにこのサディズムと華美なエロティシズムが、本作の二大要素だと勝手に思っています。血や肉片の飛び散らない宝石の体には生々しさや汚さがありません。さらに元通りに修復可能なので『痛めつけられる描写』を美しく描き続けるのに最適なアイディアです。また、宝石達は無性ですが、腰のラインや夏服のスカートのひらめき等、明らかに少女体の魅力が強調されています。画集の表紙が一番わかりやすいかも。悪趣味にもなりかねない二つの要素を、儚い美醜に昇華している点は素晴らしいです。作者はこれらに突き動かされて数多の名シーンを描き、読者もそれに少なからず惹かれて本作を追いかけてきたのではと。自分的にはこの二大要素にセンスのあるボケを加えたのが、前半の「宝石の国」でした。けれど物語を収束させるにあたり、本作は内包していた宗教的要素を露わにしていきました。そして大幅な軌道修整はキャラクター達をも巻き込みます。①主人公のフォスは物語を解決する「神」となり、茨の道を歩むついでに本作のサディズムの贄となりました。②登場人物の多くは①を演出する舞台装置と化しました。③残された華美なエロティシズムは、例の姫化したカンゴームに集約されたのでしょう。①②も非難されましたが、③が理解すらされなかったのは言わずもがな。逆にここまで読者受けを無視した連載漫画も珍しいかと。ただ次巻以降のストーリーが丸々一巻分あるので、この解釈も覆される可能性があります。予想よりは読後感の良い巻でしたが、今後はどうなっていくのでしょうね。【2024年11月追記】『日本人はほぼ信仰心皆無』などと決めつけて書いてしまいましたが、どうやら間違いでした。或る外国人女性のSNSと、それに対する沢山の日本人の返信を要約すると、「日本人は心のどこかで神様が見てると思って行動している」らしい。日本人はお祈りや礼拝のようなわかりやすい信仰活動はしないけど、個人のバックグラウンドには『万物に神様が宿っている』という思想があり、それらへの『無意識の信仰心』から、悪いことをしてはいけない、物を大切にするといった、ささやかな善行を常とするらしい。いわゆる「お天道様が見てるから悪事はできない」「お米の一粒にも神様がいるから食べ残さない」みたいな奴です。日本は八百万の神がいると言われていますし、神社のような聖的な場所を『敬い畏れる感覚』も持っている。当たり前過ぎて気づきませんでしたが、わりと目から鱗の指摘でした。漫画本編とはあまり関係ない訂正ですが、誤りがあった旨を付け加えたく追記しました。


【7】

フォスフォフィライトが望んだ「幸福」とは、本当にこれだったのか?孤独感、劣等感、焦燥感、一体感への憧れ、自分の存在とは何なのか?そんな様々な想いを、エクメアに逆手に取られて彼は利用される。利用する者は、利用される者の「その後」の責任を取らない。渡った橋は燃やされるのだ。彼を心配するユークレースも、金剛さえもフォスフォフィライトを利用する。「ありがとう」の一言で。皆を救うフォスフォフィライトを救えるのは誰なのか?


【8】

お話は1巻から変わらず面白いです。改めて思ったのは絵がうますぎるということ。気味悪く、浮遊感があって、無機質な世界に引き込まれます。かつ見やすく、演出も兼ねていて、無駄がない唯一無二です。よく白と黒だけでここまで…言うまでもないですが。


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※この記事は 2025年6月29日 時点の情報です

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