カルドアンシェル - Variation-P

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ブランド:インティ・クリエイツ

評価:★★★★☆ (4.3 / 5)

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【1】

ローグライトのデッキ構築型ゲーム。カードゲーが好きなのと体験版を遊んで面白いと感じたため購入。【良い点】・カードの効果が多彩でシナジーが多い・戦略性の高いカードバトル・カードの強化要素・固有の効果の説明がカード脇に出現するので分かりやすい・カードごとにキャラのボイス付き・永続的な強化要素・多彩な難易度・ボーカル曲が良い【悪い点】・デッキのコストグラフがない・アクション回避時のサークルが分かりづらい・「サスペンド」など一部効果の分かりづらいものがある【まとめ】PS5版だけ体験版遊ばせません、DL版10%オフしませんキャンペーンでスロースターターとなったが5時間程遊んでのレビュー。チュートリアル含む4つ目のダンジョンまでクリア。ちなみに体験版でもチュートリアル含む3つ目のダンジョンまで遊べるため、大して進捗はない。とは言え、体験版の段階でゲームのシステムは一通り触れるのと、十分すぎるカード種が登場するので、あまり特筆すべきことはない。実際に製品版を遊んだ感じ、安定して楽しいなと言ったところ。ゲーム画面だけみるとロックマンエグゼのようなカードとアクションが融合したゲームだと思ってしまうが、こちらは完全ターンベースなので別物。とは言え、マス目の移動の概念があるため、ターン制のロックマンエグゼと言っても良い。カードには通常の使用効果と移動効果の2通りの使い方があってどちらかしか選べない。また、カードごとに移動方向が異なる。敵はモンストのように数ターンおきに特定の攻撃範囲を仕掛けてくるのだが、移動はその攻撃を避けるのに使用するのが殆ど。ただ、特殊効果の発現で敢えて移動する場合もあるし、カードによって攻撃範囲が異なるので、その調整などで移動することもある。「今すぐ使いたいカードなんだけど、敵の攻撃を移動回避できるのコレしかないし・・・」「でも今回は敵のダメージ低いし効果優先で良いか」・・・と言った駆け引きが生まれてくるのが、まず面白い。さらに敵の攻撃を回避する手段は移動だけではない。まず敵にはバランス値がある。そしてカードにはHPへのダメージかバランスへのダメージを与えるものの2種類が存在する。バランス値を0にすればそのターン中、敵をダウンさせられるし、0に出来なくてもバランス値を削った分、敵からのダメージを下げることが出来る。それから[アクション]と記載されたカードは敵の攻撃ターン時に使用することでアクションモードに移行し、絶対回避することが出来る。アクションと言っても単に目押しなだけ。赤色のサークルが出現するので特定のタイミングで目押しするだけ。成功するとカードの反撃効果が発動するが失敗しても反撃出来ないだけ回避は出来る。以上、移動だけでなくあらゆる手を使って敵の攻撃を回避することが出来るため戦略性が高い。また、カードの種類や特殊効果も沢山あってシナジー要素が強い。様々なカードの組み合わせで色々悪さが出来るのも非常に面白い。ダンジョンが解放される度に、新しいカードが出現するようになる。また、初めて訪れた時は絶対に入手出来ないカードもあって、そういうモノは先のダンジョンをクリアして新カードを解放する必要がある。そのため、ある程度進めてから再挑戦することで、前とは違ったデッキ構成で攻略を楽しむことも可能。カード内に記載されている特殊効果はカードにカーソル合わせると、事細かく説明が表示されるので便利。とは言え、説明読んでも一部効果の分かりづらいのもあり理解するのに時間が掛かるものも。「セットアップ」と「サスペンド」は分かりづらかった・・・一応説明しておくと、サスペンドは後述するチートコードで付加しないと発動しない効果。言い換えるならば「セットアップを無条件で発動出来る効果」。セットアップ効果は通常、手札が5枚の時に使用することで発動出来るが、例えばサスペンドX(Xは数値)と表示されていれば手札の枚数に関係なく、セットアップ効果が適用される。・・・てな感じ。ダンジョンの構成についてダンジョンはフロアと通路だけで構成されたシレンのようなシンプルな構成で最初から全フロア表示されているので迷うことはない。フロアごとに敵が1体か2体いるがシンボルエンカウントなので避けて進むことも可能。今のとこと3階層構成で、各階層のボスを倒せばクリアと言った内容。しかも雑魚敵は全スルーして、ボス戦だけ挑むことも可能。雑魚敵を倒すことで報酬としてカードが入手出来るので、実際は適度に雑魚敵を倒しながらデッキを強化して、ある程度自信がついたらボスに挑む感じになるかな。ちなみに雑魚敵もボス戦も勝てないと思ったら逃げることが出来るのが良い。あと戦闘に負けても3回まではエンカウント前に復帰出来る。さらに、3階にはボスよりも強い裏ボスみたいなのもいたりする。なお、各ダンジョンごとに3段階の評価がありスコアで決まる。クリアまでの総ターン数などで決まるため、高評価を取ろうとしたら、出来るだけ戦闘を抑えたり、短いターン数で決着をつけることが重要。評価が高いほど、永続強化に必要な通貨も多く入手できる。評価は難易度ごとに存在するため、実績埋めのためとりあえずイージーからやっているが、負ける要素はないが決してヌルすぎるって程でもない。高評価取ろうとしたら結構考える必要あり。ちなみにイージーでも裏ボス初挑戦は強すぎてギリ倒せなかった。さらに難易度はどんどん追加されていき10段階以上存在する模様。なので、カードゲー上級者でもかなり熱い戦略が楽しめるんじゃないかな。あとは、「ガンヴォルト」や「九魂の久遠」など同社の発売している他ゲームのキャラクターなどが登場するのも魅力的かな。さらにボイス付なのが良い。オンライン要素もあって、対人戦やデイリー・ウィークリーダンジョンなどもあり。オンラインダンジョンはスコアを競うランキングもあり。何気にこのゲームには「精霊機フレイリート」と呼ばれる後日発売予定のゲームも先行で実装されていたりする。内容は2Dのアクションゲーム。ただ、90年代をコンセプトにしたゲーム内容で育成要素もアクション制も低そうであまり面白そうに見えないためこちらはスルーしている。本編については大きな不満もなく要望程度だが以下。デッキのカードコストグラフがない。このゲーム、コスト制のゲームなのでカードごとにコストが設定されているのだが、コストバランスを調整しながらデッキ構築したいため、1コストのカードは計何枚あって・・・みたいなのが分かると良かった。それと、現在のデッキのカード枚数も表示欲しい。カードの種類については、これまで手に入れたカードは図鑑みたいなもので閲覧できるが総数らしきものは見当たらないので不明。ただ体験版時点で100種類以上あるのと、合計10ダンジョン近くあるみたいなので、加味すると200-300種類はあると推測でき、十分かと思われる。カードの操作や処理についてはサクサクすぎるしロードは皆無。チュートリアルも丁寧だし見返せるのでユーザビリティも高いと思う。とりあえずカードゲー好きならオススメ。体験版の内容が全てと言っても良いので、体験版を遊んで判断すると良い。引き継ぎも可能なので。【レアリティ】カードとチートコード共に、コモン>レア>エピックの3種類。デッキに入るとレア度が分からなくなるのは微妙・・・戦闘後の報酬時や宝箱から出現した際は枠が黄色やオレンジに光っているので分かりやすい。【カードの強化要素】チートコードの付与で行う。カードの入手時に運が良ければ元から付いているし、それ以外ではエリア制圧時のボーナスで付与出来る。何を付与するかは完全にランダムになる。チートコードの効果も実に多彩で付くと嬉しいものばかりなのが良い。1つのカードに最大で3つまで付く。また、チートコードは同じ種類のカード毎に共有。例えばカードAを3枚持っているとして、いずれかにチートコードBが付いたとする。すると残り2枚のどうカードにもチートコードBが付与されるので強化の旨みが強い。【永続強化】拠点で行う。強化にはダンジョン攻略時に手に入る通貨を使って行う。ボックスガチャのような形式。効果にはレアカードの出現率を上げたりHPを増やしたり、報酬のリロール回数を増やしたりがある。【ダンジョン内の仕組みについて】述べていない部分を細く。・エリア制圧ボーナスフロア内の敵を全滅させると獲得。HPの回復、カードの強化、カードの配置から1つ選択できる。カードの配置は不要なカードを配置することで戦闘時にカードごとに決められた有利な効果が発現するようになる。カード配置の効果はそのフロアの隣接するフロアまでが対象。つまり、ボスの周りのエリア全てにカード配置を行えばめちゃくちゃボス戦が楽になる。このように戦闘以外での若干のストラテジー要素も含む。しかし、エリア制圧をすると言うことはそれだけ戦闘ターン数が嵩むためスコア評価に関わる。少しでも戦闘を有利にするか、高スコアを目指して戦闘回数抑えるか・・・などの駆け引きが発生する。・侵食レベル各階層にボスのほか、中ボスみたいなのもいる。こいつらは周りのエリアの侵食レベルを上げ敵を強化する。中ボスを倒すか侵食エリアの周りのエリアを制圧することで浸食レベルを下げることができるので、勝てない敵がいる場合は、侵食レベルを下げる立ち回りも必要。また、中ボスを倒せば浸食レベルだけ報酬時のレア発生率が上がるため旨みがある。・メモリゲージエリアに侵入するとメモリゲージと呼ばれるものが上昇する。エリア内の敵を全滅すればメモリゲージが減少する。メモリゲージが高いと戦闘中にマイナス効果を受けるトラップイベントが発生しやすくなる。以上から、敵をスルーしすぎても良くない。最初は怠そうだと思ったが、たまに全滅させる程度で良いので、基本はスルーでも問題ないし、戦闘に自信があるなら尚更。また、エリア制圧ボーナスで回復を選べばメモリゲージは結構減る。【ワイルドカード】ターン毎に一度だけ、ワイルドカードを手札に生成出来る。一度選んだワイルドカードはダンジョンから出るまで選べない。ワイルドカードは拠点で好きなカードを設定できるし、複数設定も可能。これによって、どうしても欲しい時に欲しいカードを手札に呼ぶことができるため非常に強力で、戦略性の向上にも繋がっている。【戦闘について】・必殺技について戦闘中、任意のタイミングでカードの強化が可能。発動には初期から付与されている赤音符をコストとすることで可能。強化するとダメージや攻撃範囲が拡大したりするので強力。しかし、強化するとカードは壊れてそのダンジョン攻略中は使えないゴミになる。ただ、下で記載するディーヴァのライブ発生で青音符が生まれるのだが、青音符であればカードは壊れないため、デメリットがなくなる。・ディーヴァエクストラデッキとでも言うべきか。特定の条件を満たすとエクストラデッキから召喚出来、戦闘終了時まで永続効果を発生させる。ダンジョン内にたまにいることがあり、そいつを倒すとデッキに入る。


【2】

エグゼっぽいと話題になってたので購入しましたが、エグゼ要素はほぼ0です。一番プレイ感覚が近いと感じたのはシャドーバースですね。コスト、カード効果、歌姫効果(リーダー効果)を組み合わせ、カードを使うというのが本作の面白いポイントです。【ゲームシステム】ローグライク要素が強く、ダンジョン毎に様々な歌姫軸のデッキを作るのが楽しいです。デッキが完成すると無限にカードを回せたり、火力が何十倍にもなって敵を蹂躙できるのが非常に爽快。デッキ構築自体は割と適当でも強いものができるのでサクサク作れますね。どちらかと大事なのは戦闘中のカード回しといった印象でした。【ストーリー・ボリューム】ボリュームは値段相応に並みといった印象。全12ステージでストーリー完全クリアもそこまで時間がかかるものではありません。しかしやりこもうと思うとすさまじいボリュームだと思います。高評価を取るのが難しく、運や強化要素など絡むので奥深いです。ストーリーはありがちですがシンプルで良かったですね。ヒロインが可愛くてデレデレなのがいいです。ただダンジョン中に架空のゲームの話をだらだらされるのはちょっとうんざりでしたね。元ネタもうっすらわかりますが……【対人要素】このシステムで2人対戦……正気か?触らなくてもわかる魔境……現状あまり人がおらず、ランクシステムなどもないので煮詰まった魔人しか残らないのが予想できますね。ルームはあるので友人と対戦するのは楽しそう。【まとめ】カードゲームとして見ると非常に完成度の高いゲームだと思います。上手くいくとずっと俺のターン!で敵をぶちのめせるのが非常に爽快です。難易度はやや高めですが、ターン制なので落ち着いて考えられます。メインのボリュームはそこまで多くはないですが、やりこむとキリがないです。対人要素もあるので無限にやりこめますね。


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※この記事は 2025年7月3日 時点の情報です

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